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OSC002 (物理杯)

解説 : OSC002(E)

微分方程式を解くと,$T=20+Ce^{-kt}$ を得る.

時刻 $t$ のときのコーヒーの温度を $T_1=20+C_1e^{-k_1t}$ とおき,お茶の温度を $T_2=20+C_2e^{-k_2t}$ とおく.

まずコーヒーについて,条件 $(t, T)=(0, 84), (24, 21)$ を代入すると,$C_1=64$,$k_1=\dfrac{\log 2}{4}$ を得る.

さらにお茶について,条件 $(t, T)=(0, 80), (4, 50)$ を代入すると,$C_1=60$,$k_2=\dfrac{\log 2}{4}$ を得る.

以上の結果から,$k_1=k_2=k$ とおくと,$2$ つの飲み物の温度差は, $$ T_1-T_2=(20+64e^{-kt})-(20+60e^{-kt})=4e^{-kt}$$ となり,これが $1^{\circ}\mathrm{C}$ 以下となるとき,

$$e^{-kt}\leq \dfrac{1}{4}$$

が成り立ち,これに先程求めた $k$ の値を代入して解くことで,$t \geq 8$ を得る.よって,求める値は $8$ 分後である.